本がひらく

NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション読み物や、朝ドラ・大河ドラマの出演者や著者インタビューなどをお届けします。新刊情報も随時更新。ときどき編集部裏話も!

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あなたにとって、わたしにとって、「やさしさ」とは?

現在「本がひらく」にて「愛がありふれている」を連載していただいている向坂くじらさん。以前に連載していただいた言葉の定義をめぐるエッセイ「ことぱの観察」が書籍になり、好評発売中です。書籍の各篇の終わりには、向坂さんによる単語と同じ題名の書き下ろしの詩も収載されています。 刊行を記念し、「やさしさ」の回と「やさしさ」についての向坂さんの詩を公開いたします。 やさしさ バスのあの席が戻ってきた。  あの席だ。前方の扉から乗り込んですぐ、運転席の真後ろにある、ひとり掛けの席。バス通

    • 量子コンピュータのしくみとは? 世界をどう変える?

      量子コンピュータが実用化されると、私たちの暮らしはどのように変わるのか。従来のコンピュータの限界を超える「量子超越」が実現すれば、エネルギー、農業、医療、経済、AI、宇宙探査など、あらゆる分野で現在の技術的限界を突破し、新たな地平が開けると期待されています。 『量子超越 量子コンピュータが世界を変える』は、物理学の世界的権威であり、量子論の研究に生涯を捧げてきたミチオ・カク博士が、量子コンピュータの科学的仕組みや、白熱する開発競争、そしてワクワクするような未来を解説するNY

      • どんな一年にしたいのかを決めるだけで半分達成「来年はどんな年にしようか」――昆虫・動物だけじゃない、篠原かをりの「卒業式、走って帰った」

        動物作家・昆虫研究家として、さまざまなメディアに登場する篠原かをりさん。その博識さや生き物への偏愛ぶりで人気を集めていますが、この連載では「篠原かをり」にフォーカス! 忘れがたい経験や自身に影響を与えた印象深い人々、作家・研究者としての自分、プライベートとしての自分の現在とこれからなど、心のままにつづります。第20回は篠原さんのお正月における心がけ&来年の目標のお話です。 ※第1回から読む方はこちらです。 #20 来年はどんな年にしようか 今年も残すところ、あと数日である。

        • やさしさが、いつもわたしの身に余る。――「愛がありふれている #2」向坂くじら

          いま、文芸の世界で最も注目を集める詩人・向坂くじらさん。「本がひらく」連載で好評を得た、言葉の定義をめぐるエッセイ「ことぱの観察」の次なる連載テーマは「愛」。稀有なもの、手に入りにくいものだと思われがちな「愛」はどのようにありふれているのでしょうか。向坂さんの観察眼でさまざまに活写するエッセイです。  女の子たちとの付きあいは、いつもやさしさからはじまる。それはたとえば、持ちものを褒めることだったり、体調を気にかけることだったり、かわいいシールをあげることだったり、相性の悪

        • あなたにとって、わたしにとって、「やさしさ」とは?

        • 量子コンピュータのしくみとは? 世界をどう変える?

        • どんな一年にしたいのかを決めるだけで半分達成「来年はどんな年にしようか」――昆虫・動物だけじゃない、篠原かをりの「卒業式、走って帰った」

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        記事

          日本はわたしにとって特別な場所。これからも国をこえたコラボレーションを続けていきたい――スウェーデン人作家、エマ・ヴィルケさんが語る、日本愛と創作への想い。

          昨年秋にNHK出版より刊行された数の絵本『ヌードルたべるプードル』の文章を担当したエマ・ヴィルケさん。クリスマス休暇を利用して家族と一緒にスウェーデンから来日されたエマさんに、お話をうかがいました。 ──日本は2度目とうかがいましたが、印象をお聞かせください。 わたしは日本が大好きです。特にデザインやアートに関心があるのですが、街のなかには歴史的なものと新しいテクノロジーの対比が見られ、興味深いです。それに、わたしが出会った人々はとても親切で、おもてなしの心があります。前

          日本はわたしにとって特別な場所。これからも国をこえたコラボレーションを続けていきたい――スウェーデン人作家、エマ・ヴィルケさんが語る、日本愛と創作への想い。

          私のクリスマスはいつもどおりの食卓。「クリスマスぎらいのわけ」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

          自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。街の景色が華やいだり、音楽が鳴り響いたりと、胸が躍る人が多くなるクリスマス。でも、山口さんにとってはクリスマスに苦い思い出もあるそうです。 ※第1回から読む方はこちらです。 #22 クリスマスぎらいのわけ 今日はクリスマス。私が一年でい

          私のクリスマスはいつもどおりの食卓。「クリスマスぎらいのわけ」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

          日々がんばっている自分をみとめ、気を遣ってあげてほしい。「生きててえらい」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

          「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #37 生きててえらい さいきん、ゆっくりやすむ、ということを覚えた。やすめやすめとまわりに言われ続けてはや数年。ようやくかよ、とこどくも思う。  方法はかんたんだ

          日々がんばっている自分をみとめ、気を遣ってあげてほしい。「生きててえらい」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

          体質が似た人から健康法を学ぶ――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子

          『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。年末の忙しいなか、柚木さんが元気に過ごす秘訣をお届けします。 ※当記事は連載の第45回です。最初から読む方はこちらです。 #45 私のお手本  最近、案外、自分に体力がついてきたことに驚く。  十代〜二十代は肺炎で入退院を繰り返していた。産後は乳腺炎やマイナートラブルに悩まされ、身体がヘロヘロしていたし、コロナ禍では自粛を余儀なくされたせいで、朝夕の感覚がよ

          体質が似た人から健康法を学ぶ――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子

          あの名優たちが語る歴代大河ドラマの裏話―「プレイバック大河ドラマ」

          2025年大河ドラマ「べらぼう」のドラマ・ガイド前編が12月19日に発売されます。本誌には、大河ドラマファンには見逃せない連載記事があります。過去の出演者の皆さんが出演作品への思いを語り、そしてその年の大河ドラマへのエールを送る連載「プレイバック大河ドラマ」について、担当編集者からのメッセージをお届けします。 豪華俳優陣が語る、過去の出演作  大河ドラマ・ガイドの連載企画として好評の「プレイバック大河ドラマ」。過去の大河ドラマ出演者の皆さんに、作品への思いをたっぷりと語っ

          あの名優たちが語る歴代大河ドラマの裏話―「プレイバック大河ドラマ」

          サラブレッドはどこへ行くのか?「引退馬」から見る日本競馬

           ターフを去った競走馬は、その後どこへ行くのか?  世界で最も馬券が売れる国、日本が抱える「引退馬」という産業課題。映画「今日もどこかで馬は生まれる」が高い評価を受けた映画監督・平林健一さんが、サラブレッドの誕生から現役生活、セカンドキャリア、肥育の現場まで、その一生を現場関係者への取材を通して明らかにしたノンフィクション『サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬』が好評発売中です。刊行を記念し、平林さんが引退馬を追い始めた動機や、愛する競馬への思いが込められ

          サラブレッドはどこへ行くのか?「引退馬」から見る日本競馬

          【新連載】古賀及子「これも詩ということにする」第1回

          あのときちゃんと笑えていたかな 平日の朝は毎日居間にラジオを流す。決まった番組を聴くから、だいたい同じ製品やサービスのコマーシャルが放送される。  どれも個性的で耳に残るなか、最近気になるのは痛散湯という漢方薬のCMだ。肩こりやひざの痛みに効果があるらしく、節々に悩みを持つ人が悩みをもらした後、「そんなあなたに!」とPRする流れで構成されている。  今日も高齢らしき女性が切実に語る。最近肩や腰が痛くて。先日孫が遊びに来てくれたのに支度だけでもう疲れてしまった。そうして、い

          【新連載】古賀及子「これも詩ということにする」第1回

          多岐にわたるからこそ、決めつけないで。「いいか、こどくは」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

          「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #36 いいか、こどくは こどくが活動をはじめた日。統合失調症VTuberとして、YouTubeに動画を投稿しはじめた日。忘れもしない、2021年の、7月7日。こど

          多岐にわたるからこそ、決めつけないで。「いいか、こどくは」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

          その土地で食べられている家庭料理を作ると、新しい食材の組み合わせや調理法に出会える。「おいしいミネストローネの秘密」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

          自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。イタリアを旅した山口さんがかねてから自炊するのが“念願”と楽しみにしていた、ある食材を使ったミネストローネとは――。 ※第1回から読む方はこちらです。 #21 おいしいミネストローネの秘密 「ずっと海外へ旅をしていると、外食続きで疲れま

          その土地で食べられている家庭料理を作ると、新しい食材の組み合わせや調理法に出会える。「おいしいミネストローネの秘密」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

          宮島未奈『モモヘイ日和』第9回「ひまわりさんの謎」

          24年本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』の作者・宮島未奈さんの新作小説が「基礎英語」テキストにて好評連載中です。「本がひらく」では「基礎英語」テキスト発売日に合わせ、最新話のひとつ前のストーリーを公開いたします。 とある地方都市・白雪町を舞台に、フツーの中学生・エリカたちが巻き起こすドタバタ&ほっこり青春劇!  ひまわりさんがSNS に投稿しているイラストは、アニメの登場人物やマスコットキャラクターなどさまざまだ。その中に、白雪図書館や御園橋など白雪町の風景をリアルに

          宮島未奈『モモヘイ日和』第9回「ひまわりさんの謎」

          フリマアプリ世界へ:「挫折」を糧に夢に挑む起業家たち――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(14)

          情熱と勇気をまっすぐに届ける群像ドキュメンタリー番組、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち」。放送後に出版された書籍版は、思わず胸が熱くなる、読みごたえ十分のノンフィクションです。本記事では、書籍版より各エピソードの冒頭を特別公開します。ここに登場するのは、ひょっとすると通勤電車であなたの隣に座っているかもしれない、無名のヒーロー&ヒロインたちの物語――。 日本発! 革命アプリ 世界へ――巨大フリーマーケット誕生 1 3人の「つまずいた」若者たちあらゆるものが売り買いされる

          フリマアプリ世界へ:「挫折」を糧に夢に挑む起業家たち――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(14)

          世界70カ国旅して食べた、米料理とチャーハン(料理研究家・荻野恭子) 【後編】

          1970年代から世界約70カ国を旅し、ロシアやトルコなどユーラシアの料理、食文化を早くに紹介してきた料理研究家の荻野恭子さん(70)。世界の米料理と印象に残ったチャーハンについて聞きました。 ■ロシアとトルコの料理に魅了された理由 ──荻野さんは1970年代から今日まで70カ国近くを旅し、各地の料理や食文化を伝えてきました。とりわけロシアをはじめとする旧ソ連やトルコの料理をかなり早い時期に紹介されています。魅了されたきっかけは? ロシア料理は、中学生のときに担任の先生にロ

          世界70カ国旅して食べた、米料理とチャーハン(料理研究家・荻野恭子) 【後編】