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写楽とお喜瀬
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[著] 吉川 永青
発売日 2019年09月12日
品切れ
定価 1,650円(本体1,500円)
送料 110円
江戸の街に忽然と現れ、わずか10か月で消え去った謎の絵師・写楽。その正体については様々な説が論じられてきた。しかし後の世に世界を瞠目させる大首絵が、いかにして生み出されたかについては誰も触れてこなかった。非番の能役者が役者絵を描くようになった経緯を翳を持つ少女との出会いに絡め、江戸の空気まで感じさせるようなリアルな世界観で活写する。「美術界最大の謎」に第4回野村胡堂文学賞受賞作家が挑んだ書き下ろし小説。
一九六八年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。二〇一〇年『戯史三國史 我が糸は誰を操る』で第5回小説現代長編新人賞奨励賞受賞。二〇一二年『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』で第33回吉川英治文学新人賞候補。二〇一五年、『誉れの赤』で第36回吉川英治文学新人賞候補。二〇一六年『闘鬼 斎藤一』(NHK出版)で第4回野村胡堂文学賞受賞。主な作品に『第六天の魔王なり』(中央公論新社)、『老侍』『雷雲の龍 会津に吼える』(以上、講談社)、『奪うは我なり 朝倉義景』(KADOKAWA)ほか多数。