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フンボルトの冒険
フンボルトと数日ともに過ごすのは 「数年生きる」のと変わらない。
――ゲーテ
19世紀前半、ナポレオンと並ぶ絶大な影響力をもち、胸躍る冒険と緻密な観測で世界中を魅了した稀有な科学者フンボルト。
その目は、植生や山肌の細部を読みとると同時に、自然と人間のあらゆる現象の連鎖を鋭く見抜いた。科学を起点として、政治、経済、歴史等あらゆる分野を俯瞰し、「地球はひとつの生命である」と唱えたのだ。
環境破壊や武力紛争等、自然と人間の営みが複雑に絡み合う現代において、博物学最後の巨人の今日的意味を描き出し、科学界をはじめ欧米メディアで絶賛された決定版伝記、ついに邦訳!王立協会科学図書賞受賞、NYタイムズベストブック選定。
史上、ここまでスケールの大きな人物はいないだろう ──椎名 誠
欧米メディア、各紙誌大絶賛!!
⦿最高に興奮し、心を鷲掴みにされた。本書はスリリングな冒険譚であると同時に、科学書でもある。読了後、間違いなくパブで感想を語り合いたくなる一冊。
──ビル・ブライソン(作家)
⦿フンボルトの理念が、死後も開花していくエピソードが特に秀逸。本書によれば、今日のエコロジストは、本質的に“フンボルティアン(フンボルトの継承者)”なのだ。
──『エコノミスト』
⦿本書は、彼の最も重要な洞察を思い出させてくれる。すなわち「地球は一つの生命体で、人為的な破壊行動により壊滅的ダメージを受けている」ということだ。
──『ニューヨーク・タイムズ』