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4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
1940年にドイツ占領下のポーランドに生まれたマイケルは、ゲットーや収容所暮らしを余儀なくされたのち、
わずか4歳でアウシュヴィッツに送られた。
なぜ、子どもが次々に殺されていった収容所で、彼は6か月も生き延びられたのか?
悪や絶望がうずまく世界の中で、ひたむきに前を向いて生きたマイケル一族の姿が胸を打つとともに、
家族の絆や、希望を失わずに生きることの大切さを
あらためて教えてくれる良質なノンフィクション。
〈レビュー〉
この作品は若い読者向けに物語形式で書かれたノンフィクションである。しかし、そこにつづられた苦難と、それと同じほどの希望は、あらゆる世代の読者に強く訴えかけた。瞠目すべき一冊。―――「ニューヨークタイムズ」紙
この感動的な回顧録は、人間の悪の可能性と、それを跳ね返す力の可能性を記した重要な証言である。―――「パブリッシャーズ・ウィークリー」誌
強制収容所から解放され戻ってきた世界はしかし、なおも憎悪と恐怖で満ちており、その中で生活を立て直すのは容易なことではなかった。そうした想像を絶する逆境を、個々人や家族としてたがいに結びつきながら乗り越えていく。この非凡なノンフィクション作品においてもっとも刮目に値するのは、悲劇のただなかでも人々が希望を持ちつづけることだ。――「VOYA」誌