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スマート・ジャパンへの提言
世界に衝撃を与えたベストセラー、『限界費用ゼロ社会』から3年──
ジェレミー・リフキンが唱える〝最後の〟産業革命はいまや、世界規模で急速に進む脱炭素革命とモビリティ革命によって、デジタル社会のなかでその輪郭がくっきりと浮かび上がってきた。
メルケル独首相やEU首脳および中国指導部のブレーンを務め、EU各地域でスマート・シティ構築のプランを動かす著者に、世界から取り残されつつある日本の現状はどう映るのか?
20年ぶりの来日を果たした著者による、貴重な日本向け提言と対談を収載した日本オリジナル版。『限界費用ゼロ社会』入門編として、経済と社会の構造が大きく変わるデジタル時代の必読の書。
本書の実現を担うミレニアル世代とのQ&Aも収載!
日本は、21世紀の新しい経済と環境の時代へと世界が移行していくうえで、その不確定要素となっています。この国はいま、中途半端な状態にあります。その苦境を理解するには、日本の現状をドイツの現状と比べてみるだけで充分でしょう。[中略]ドイツがスマートでグリーンな第3次産業革命のインフラへと急速に移行し、シェアリングエコノミーと〈限界費用ゼロ社会〉を先導しているのに対して、日本は過去との訣別を恐れ、確固たる未来像を抱けずに、岐路に立たされています。[本書より]