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歌舞伎音楽事始
歌舞伎を構成する三要素、「歌=音楽」「舞=舞踊」「伎=演技」の一つである“音楽”は、歌舞伎とともに変遷・発展し、長唄、竹本(義太夫節)、常磐津節、清元節といった三味線音楽や、情景描写・人物描写など多様な機能を担う黒御簾音楽など、独自の豊潤な世界を築いてきた。本書は、そのような歌舞伎音楽のジャンルと特徴、使用楽器、歴史から、『勧進帳』『助六』などの具体的な演目における音楽の使われ方や鑑賞ポイントまで、歌舞伎をより深く楽しむうえで知っておきたい情報を網羅。歌舞伎の世界で活躍する演奏家、竹本葵太夫と杵屋巳太郎のインタビューも収載。歌舞伎の魅力に“音楽”という切り口から多面的に迫る充実の一冊。