本書は、昨春に刊行し好評をいただいた『英文法、ネイティブが教えるとこうなります』の続編です。前著が学校英語の体系を意識して「ネイティブが自然に使いこなしている英文法」のツボを総花的にピックアップしたのに対し、今回はより実践的な内容になるよう配慮しました。つまり「どんな文法的知識をおさえれば、もっとスムーズにネイティブスピーカーとコミュニケーションできるか」に力点を置きました。
　ネタ出しミーティングで次々と「使ってみたい！」と思わせるフレーズを繰り出すセインさん、該博な英文法の知識を駆使してわかりやすく解説してくださった森田さん。今回もノリノリで執筆してくださった名コンビの技が冴えわたる一冊となりました。ぜひお楽しみください。
（ＮＨＫ出版　福田直子）

　「どうぞよろしくお願いいたします」「ご多忙の折、お手数をおかけしまして申し訳ございませんが」といったビジネスメールの決まり文句を英語で書こうとして、何だか回りくどい文章になってしまったあげく、肝心の要件が伝わらなかった、などということはないでしょうか。
　本書では、Could youとWould youの敬意のニュアンスの違い、冒頭にBecauseを使うと逆ギレしているように見られる!?　などなど、ネイティブならではの「言い回しのコツ」をふんだんに紹介。一皮剥けた英語を身につけたい方に、ぜひおすすめです。
　担当の推しフレーズは〈Just to?〉。リマインドメールはこれで書き始めれば、ぐっとネイティブっぽくなること間違いなし！
（ＮＨＫ出版　松原あやか）