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逆転の英文法

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NHK出版新書 445

逆転の英文法 ネイティブの発想を解きあかす

[著] 伊藤笏康

発売日 2014年10月11日

新書

在庫あり

定価 814円(本体740円)

送料 110円

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商品紹介

イヌとdogはこんなにも違う! 教科書英語の常識をくつがえす

‘yes’が「いいえ」の意味になったり、動詞の進行形が「している」の意味にならなかったりと、日本語と英語はピタリと一致しないもの。ならばお決まりの訳語を手放して、ネイティブの発想そのものをさぐってみよう。日本人がとくに陥りやすい誤解を取り上げながら、英語の核をなす名詞と動詞の正体に迫る。大人の学びなおし層に贈る、新感覚の英文法書!

 今年は、日本がはじめて行った対外戦争である日清戦争から120年、日露戦争からは110年になります。関連本が、数多く出版されていることからもわかるように、この2つの戦争にはいまだに多くの人びとの関心が集まるようです。
 この2つの戦争は、「日清」戦争、「日露」戦争と呼ばれているように、それぞれ日本と清の間の戦い、日本とロシアの間の戦いだったわけですが、実際に戦場となった場所の多くがじつは朝鮮半島で、戦争の目的も朝鮮支配をめぐるものだったことをご存じでしょうか。また日清戦争は日本のほうが朝鮮に積極的に入っていって起こった戦争でしたし、一説ではこの戦争で一番多く亡くなったのは朝鮮の人びとであったとも言われています。ですから、場合によっては、日清戦争を「第一次朝鮮戦争」、日露戦争を「第二次朝鮮戦争」としてとらえたほうが、この2つの戦争の「実態」を理解しやすいかもしれません。これが、本書のメッセージのひとつです。
 戦争の「名前」というのは、一般に、あとの時代になって付けられるものですが、いちどその「名前」が定着することによって、かえってその戦争の実態と私たちの認識のあいだに若干のズレが生じてくることがあります。この本では、こうした問題意識を持ちながら、日清・日露戦争から第一次世界大戦まで、近代日本が行った様々な戦争が、実際にはどのようなものだったのか、なるべく当時の人びとの視点に立って見ていきたいと思います。そして、これら戦争によって、日本と朝鮮半島・中国との軍事的・政治的な関係がその後どのように変わり、第二次世界大戦、さらに現代までどのような影響を及ぼしているのかついても考えていきます。
 戦争の本となると、年号や人の名前が多すぎて、途中で内容がよくわからなくなってくることがありますが、この本では、そうした要素が最低限にとどめて、大づかみでこの時代の歴史が理解できるように心がけました。やさしい文体で書かれているので、明治・大正・戦前までに日本についての入門書としてもおすすめです。ぜひご一読ください。
(NHK出版 伊藤周一朗)

目次

序 章 「訳語」から「発想」へ
第1章 イヌとdogは何がちがうのか?――代名詞・普通名詞の発想
第2章 aとtheは本当にややこしいのか?――冠詞の発想
第3章 ロンドン橋は、いま「落ちている」のか?――現在形・進行形の発想
第4章 「食べてしまった」は正しい訳語か?――完了形の発想
column 賢い辞書の使い方(1)?(3)

商品情報

発売日
2014年10月11日
価格
定価:814円(本体740円)
判型
新書判
ページ数
224ページ
商品コード
0088445
Cコード
C0282(英(米)語)
ISBN
978-4-14-088445-4