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冷戦終結の真実と21世紀の危機

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NHK出版新書 455

ゴルバチョフが語る

冷戦終結の真実と21世紀の危機

[著] 山内聡彦 [著] NHK取材班

発売日 2015年03月10日

新書

在庫あり

定価 858円(本体780円)

送料 110円

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商品紹介

世界史を変えた男たちが危機の深層を解き明かす!

ウクライナ危機を発端とする深刻な米ロ対立は、このまま「第二の冷戦」を生んでしまうのか? 元ソビエト大統領のゴルバチョフを筆頭に、元ホワイトハウス報道官のフィッツウォーターから、元フランス大統領補佐官のアタリまで――。世界史を変えた男たちが集い、冷戦終結の舞台裏を明かすとともに、いま出来しつつある危機の深層を解きあかす。不毛な国際対立を終わらせるための警告の書!

 2015年に入って、ウクライナ危機がますます混迷を極めています。東欧の一国が抱える火種は、なぜ世界中を巻き込み、深刻な米ロ対立を生んでしまったのでしょうか? 二度の大戦を乗り越えた世界に、ふたたび「戦争の世紀」がやってくるのでしょうか? そして、この危機はいったいいつ収束するのでしょうか?
 NHKは、かつて冷戦を終結へと導いた男たちへのインタビューを敢行。元ソビエト大統領のゴルバチョフ、元ホワイトハウス報道官のフィッツウォーター、元アメリカ駐ソビエト大使のマトロック、元フランス大統領補佐官のアタリ、元西ドイツ外交顧問のテルチク……。いずれ劣らぬ大物たちから、知られざる外交交渉の物語を聞き出すとともに、ウクライナ危機の向かう先を訊ねました。その貴重なインタビューをもとに、三本のドキュメンタリー番組を制作。本書は、それらを一冊にまとめて書籍化したものです。番組では割愛したインタビューも盛り込み、充実した内容になりました。
 ゴルバチョフが「ウクライナはマッチ一本で大火事になってしまう」状況にあると強い危機感を表明すれば、アタリも「新たな戦争の条件が準備され」つつあると言います。こうした対立を解くために最も重要だと彼らが強調するのが、首脳同士が対話をすること。どんなに利害が食い違っても、「何が食い違っているのか」を確認しないことには、外交は始まらないというわけです。あの冷戦を終わらせた男たちの言葉ですから、説得力に満ちあふれています。
 ウクライナ危機をめぐっては、プーチン大統領とオバマ大統領は、一度も会談することなく相互に経済制裁を行使しています。21世紀に生まれた新たな危機は、どのような着地を見るのでしょうか。本書が伝える「20世紀に培ってきた知恵」は、これからの国際政治を考えるうえで欠かせないと思います。
(NHK出版 粕谷昭大)

目次

第一章 ウクライナ危機への警鐘
●アメリカとの対話(第二章?第四章)
第二章 「対話」の始まり――ゴルバチョフ登場とジュネーブ会談
第三章 突破口となった「決裂」――レイキャビクとワシントン
第四章 冷戦はいかに終結したか――ヤルタからマルタへ
●ヨーロッパとの対話(第五章、第六章)
第五章 ヨーロッパの分断克服に向けて
第六章 ドイツ再統一とソビエト崩壊
第七章 新たな冷戦は避けられるか?

商品情報

発売日
2015年03月10日
価格
定価:858円(本体780円)
判型
新書判
ページ数
256ページ
商品コード
0088455
Cコード
C0231(政治(含む国防軍事))
ISBN
978-4-14-088455-3