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稼ぐまちが地方を変える

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NHK出版新書 460

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則

[著] 木下斉

発売日 2015年05月09日

新書

在庫あり

定価 814円(本体740円)

送料 110円

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商品紹介

地方は消滅しない! 縮小社会を生き延びる術、本気の人だけに教えます!

人口減少社会でも、経営者視点でまちを見直せば地方は再生する! 補助金頼りで利益を生まないスローガンだけの「地方創生」はもう終わった。小さくても確実に稼ぐ「まち会社」をつくり、民間から地域を変えよう! まちおこし業界の風雲児が、心構えから具体的な事業のつくり方、回し方まで、これからの時代を生き抜く「10の鉄則」として初公開。自らまちを変えようとする仲間に向け、想いと知恵のすべてを吐露します。

 本書は、高校生時代から地域活性化事業に携わってきた著者が自らの体験をもとに、 (1)これまでの「まちづくり」がなぜうまくいかなかったのか (2)補助金をあてにせず、民間が自立して地域活性化事業を行うために必ず守らなくてはいけないことは何か (3)これからの「公共」を民と官が担っていくためにはどうすればいいか について、きれいごとは一切抜きで綴った1冊です。
 さまざまな試行錯誤や挫折のすえ、地域活性化に「みんなの合意」や「政治」は要らない、必要なのは「マネジメント」と「やるという覚悟」だと思い至った木下さんは大学院で経営学修士を取得し、「まちをまるごと一つの会社に見立てて経営し、利益をあげて地域のために再投資する」というスタイルを徹底して各地で実績をあげてきました。
 そのポリシーは明快。小さくても儲かる仕組みを考えて、絶対に裏切らない仲間を2,3人見つけてとにかくやる。3ヶ月経ってもうまくいかなければすぐに見直して、場合によっては見切りをつけまた新しい事業にチャレンジする。とにかく実践していれば、当人や地域が豊かになるだけでなく、行政ルールだって変わっていく。
 「誰かがやってくれるのでは…」「行政が決めてくれないと…」「自己資金ではできることが限られる…」「ここは保守的な土地だから…」などといろいろ言い訳をして自分から動かない人には、木下さんは厳しいことも言います。
 しかし、それが上から目線に感じられないのは、本書に書かれていることがすべて木下さん自身が体験してきたことで説得力があるのと、本人も「自分もいつも言い訳したり逃げたくなる誘惑と闘っている」と述べているように、飾り気のないまっすぐな人柄のせい(そして底抜けに明るくてよく笑う方です)でしょう。
 本書の帯ウラには、こんなコピーを付しました。
 「傷だらけでつかんだ現場の知恵がここに!」
 学生社長時代には、株主たちからのプレッシャーとストレスで円形脱毛症になったという木下さん。転んでも傷ついてもつねに前を向いて、仲間と新しいチャレンジを続ける彼の姿は、まちづくりや事業を始めたい人だけでなく、何かに挑戦したいとモヤモヤしている人すべてに元気を与えることと思います。ぜひご一読ください。
(NHK出版 福田直子)

目次

序  章 学生社長、ハゲる
第一章 まちから「利益」を生み出そう! アメリカで学んだ「自立型」まちづくり ふたたび“実践”の世界へ 「まち会社」の顧客は誰か
第二章 まちづくりを成功させる「10の鉄則」
鉄則1 小さく始めよ
鉄則2 補助金を当てにするな
鉄則3 「一蓮托生」のパートナーを見つけよう
鉄則4 「全員の合意」は必要ない
鉄則5 「先回り営業」で確実に回収
鉄則6 「利益率」にとことんこだわれ
鉄則7 「稼ぎ」を流出させるな
鉄則8 「撤退ライン」は最初に決めておけ
鉄則9 最初から専従者を雇うな
鉄則10 「お金」のルールは厳格に
第三章 自立した「民」がまちを変える 金食いインフラを「稼ぐインフラ」に 行政と民間は緊張感ある連携を
民間主導でまちを変えていく
【付録】まちを変える10の覚悟

商品情報

発売日
2015年05月09日
価格
定価:814円(本体740円)
判型
新書判
ページ数
208ページ
商品コード
0088460
Cコード
C0236(社会)
ISBN
978-4-14-088460-7