デビュー作となった前作『
ITビジネスの原理』では、
「IT業界の池上彰か!?」というレビューが付くほど
語り口のわかりやすさに定評を得た尾原和啓さん。
本書も「IT企業がなぜ世界を変えるのか?」という疑問に対し、
“プラットフォーム”という視点を持ち込むことで、
鮮やかにその基本原理を解説してくれました。
マッキンゼー、Google、楽天、リクルート(2回)……
11社を経験したからこそ見える仕組みがそこにはあります。
ちなみに前作を読んでいただいた友人たちからは、
「えっ、尾原さん今インドネシアにいるの!?」
というファースト・リアクションをいただいています。
そうです、尾原さんは楽天を経て、今バリ島に居を構えています。
前作になぞらえるならば、
「楽天を辞めて、なぜインドネシアへ?」ですね。
その秘密も「あとがき」で明らかにされています。
世界を動かす原理を知る。
圧倒的に刺激的で面白い一冊です。
(NHK出版 久保田大海)