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ニッポン宇宙開発秘史
敗戦国が始めた宇宙開発は、いまや世界トップレベルの技術を持つに至った。本書は、笑いあり涙ありの舞台裏をまじえて、その道のりを活写。逆境と克服を繰り返した歴史を辿ると、日本が持つ真の力と今後の行く末が見えてきた! なぜ私たちは宇宙をめざすのか? 民間ロケットや「みちびき」は何をもたらすのか? 「宇宙教育の父」が書き下ろす、一気読み間違いなしの決定版。
逆境の歴史から見えてきた、持たざる国ニッポンの力とは?
日本の宇宙開発史を振り返ってみると、「よくも見事に」と思うことの連続でした。さらに驚かされるのは、その多くが「人の力」によって成し遂げられたことです。(中略)日本は「持たざる国」です。他国と比べて宇宙開発の予算が潤沢でないことは、昔も今もそう変わりません。しかし、「持たざる国」にこそ可能だったこともある。本書では、日本の宇宙開発の歩みを通して、そんな「日本の強み」を再発見したいと思います。─「はじめに」より