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宅地崩壊
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NHK出版新書 582
[著] 釜井 俊孝
発売日 2019年04月10日
品切れ
定価 990円(本体900円)
送料 110円
想定外の豪雨や地震で起こる、地すべりや土砂崩れなどによる都市域での宅地被害を、私たちは防ぎようのない自然災害だと思いがちだ。しかし、「持ち家政策」を推進してきた、戦後日本の宅地開発に伴う社会・経済史的背景とその開発工法をたどると、隠れていた真実が見えてくる─。「他人事」と看過できない現代日本の宅地の危機を、斜面防災の第一人者が解き明かす、括目すべき一冊!
1957年、東京都生まれ。京都大学防災研究所教授、斜面災害研究センター長。79年、筑波大学(地球科学専攻)卒業後、民間地盤調査会社に勤務しつつ、86年、日本大学大学院(地盤工学専攻)修了。その後、通商産業省工業技術院・地質調査所(現・産業技術総合研究所)研究官・主任研究官、日本大学理工学部土木工学科助手・専任講師・助教授を経て、2000年、京都大学助教授、07年から現職。博士(工学)。複雑な「地すべり」現象を、理学(地質学)と工学(地盤工学)の二つの視点から研究。さらに、「歴史」を軸に開発と災害の関係を見直す、「防災考古学」を提唱。著書に『斜面防災都市』『埋もれた都の防災学』など。論文多数。