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お白洲から見る江戸時代

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NHK出版新書 678

お白洲から見る江戸時代 「身分の上下」はどう可視化されたか

[著] 尾脇 秀和

発売日 2022年06月10日

新書

在庫あり

定価 1,078円(本体980円)

送料 110円

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商品紹介

今日も座席が決まらない……!

「この桜吹雪をよもや見忘れたとは言わせねえ」「これにて一件落着」――。決め台詞でおなじみの「江戸のお裁き」の現場は、本当はどうなっていたのか? 100年以上にわたって書き継がれた“役人用マニュアル”を読み解き、近世社会に貫徹していた「秩序感」をリアルに描き出す。
 江戸時代、訴えを持ち込んでくる人々に対し、奉行所が開廷初日、真っ先に取り組んだのは、3段ある座席に出廷人を割り振る作業であった。無限にある「格式」の上下を見極めようとする熱意の背後に、幕府が守ろうとしていた正義のあり方――統治の正当性――を見出す。「身分制度」への思い込みが覆される快作!

目次

(仮)
序章 法廷のようなもの
第一章 お裁きの舞台と形――どんな所でどう裁くのか?
第二章 変わり続ける舞台と人と……――御白洲はどこから来たか?
第三章 武士の世界を並べる――上下を区別する基準は?
第四章 並べる苦悩、滲む本質――釣り合いを考えろ!
第五章 出廷するのは何か?――士なのか? 庶なのか?
第六章 今、その時を――身分が変わると座席は変わるか?
第七章 座席とともに背負うもの――縁側から砂利へ落ちるとき
第八章 最期の日々――明治五年、御白洲の終わり
終章 イメージの中に沈む実像

商品情報

発売日
2022年06月10日
価格
定価:1,078円(本体980円)
判型
新書判
ページ数
304ページ
商品コード
0088678
Cコード
C0221(日本歴史)
ISBN
978-4-14-088678-6