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風呂と愛国
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NHK出版新書 729
[著] 川端 美季
発売日 2024年10月10日
在庫あり
定価 1,078円(本体980円)
送料 110円
日本人らしさとして語られがちな「毎日風呂に入るのが当たり前」「バスタブでお湯に浸かりたい」という感覚。私たちが無意識に内面化しているこの意識は、いったいどこからきたのだろうか? 西洋人が見た江戸の庶民の入浴習慣から、「日本人は風呂好き」言説のルーツ、家政書で説かれた「清潔な国民」を育てるための女性の役割、さらには教育勅語と関わる国民道徳論で議論された、身体・精神の「潔白性」まで。入浴を通して見えてくる、衛生と統治をめぐる知られざる日本近代史!
1980年神奈川県生まれ。立命館大学生存学研究所特別招聘准教授。専門は公衆衛生史。立命館大学先端総合学術研究科修了。著書に『近代日本の公衆浴場運動』(法政大学出版局)、共編著に『障害学国際セミナー2012――日本と韓国における障害と病をめぐる議論』(生活書院)がある。