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クジラは海の資源か神獣か
捕鯨をめぐる科学と夢と論争と
クジラは寝るのか、クジラの故郷はどこにあるのか、クジラにはどの程度の知能と知性があるのか、クジラはどうやって長距離を移動するのか、なぜ集団座礁するのか、そもそも何頭、何種存在しているのか……。不明な点の多いクジラの生態を、わかっていること、わかっていないことを明瞭に弁別しながら語る。なぜクジラがここまで神格化して語られるのか、環境保護団体との戦いの日々など、南極海での調査捕鯨に調査船団長として携わる著者にしか語れない、クジラ問題の本質。
■2010年12月、日本の調査捕鯨に対してシーシェパードは、新型高速船「ゴジラ」を導入し、さらに激しい妨害を計画しているという。日本政府筋も懸念を表明している。万が一そうなった場合、矢面に立つのが著者であり、そうした著者のクジラに対する思いをあますところなく伝える1冊。