カートに追加されました
「古今和歌集」の創造力
なぜ梅にはウグイスなのか。なぜ秋は悲しいのか──。あらゆる詩歌や文学的感受性の〈型〉を創りあげた『古今和歌集』。第一線の古典和歌研究者が、レトリックと配列の緻密な分析から、天才編集者・紀貫之の企図を大胆に読み解く。
●2019年11月7日
古代の歴史や文化に関する優れた書籍に贈られる「第7回 古代歴史文化賞」の〈大賞〉に、本書が選出されました。今年で7回目となる「古代歴史文化賞」は、その表彰を通し国民の歴史文化への関心を高めることを目的として、島根、奈良、三重、和歌山、宮崎の5つの県が主催している賞です。
本書は、
“......特に選者であり、歌人でもある紀貫之の役割を重視し、歌の「配列」に着目する点は、『古今集』研究に長年にわたって取り組んできた著者ならではといえる。単なる注釈書ではない、『古今和歌集』の世界に読者を導く書である。”
と、そのわかりやすさと斬新な視点が高く評価されました。