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法然を語る(下)
「思想の革命家」法然の新しい上人像を描く
法然(1133~1212年)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の浄土宗の開祖。鎌倉仏教という新しい時代思潮の先陣を切った「思想の革命家」法然。法然によって、後代の思想史が変わっていったといわれる。その法然を、世界各地の民族信仰・生命倫理・比較文明論・環境平和学を専門とする著者が、「法然上人像を重厚な扉で閉ざされた厨子の中から取り出し、ナマの人間としての法然房源空に大地を自由にあるきまわっていただく」と、新しい上人像を語る。
講師・著者 町田宗鳳(広島大学大学院教授・環境平和学プロジェクト研究センター所長)
年2回、3・9月発売
最新号のトピック
「思想の革命家」法然は、「愛」と「勇気」の人でもあった。ただひたすら「なむあみだぶつ」と念仏を称(とな)えることにより極楽往生できるとする専修念仏を説いた法然。阿弥陀如来の前に、老若男女、貴賤(きせん)を問わず、滑脱自在に人々に接し、心をひきつける天与の才をもっていた。そこには、下座行(げざぎょう)の人・法然の積極的な<愛>の姿がある。
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
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