カートに追加されました
あんぱん Part1
戦後80年、放送開始100年の年に放送となる連続テレビ小説『あんぱん』。“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた二人の苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生を描く。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの道のりは、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語である。
昭和初期の高知。ヒロインの朝田のぶ(あさだのぶ)は、「ハチキンおのぶ」と呼ばれる、活発で足の速い少女。一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩(やないたかし)は、東京から伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会う。成長したのぶは師範学校へ進学し、周りと同様、愛国的な教師に。一方の嵩は東京の芸術学校へ進学、絵描きとしての道を踏み出す。やがて戦争が始まり、嵩は出征。のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と高知の新聞社に戦後初の女性記者として就職する。復員した嵩もやがて同じ新聞社へ――。
本書では、ドラマの登場人物の魅力を伝える出演者へのインタビュー記事や、美術・セットの紹介、モデルとなったやなせたかし・小松暢夫妻の歩み、舞台地紹介など、ドラマを楽しむための記事を掲載。