決断 命の一滴~白血病・日本初の骨髄バンク プロジェクトX
白血病は、毎年5000人が発症する血液のガン。薬で完治する確率は3分の1と言われ、残りは血液を作る骨髄を他人から移植する『骨髄移植』しか手だてがない。その仲介をするのが骨髄バンクだ。平成元年、9月。やっとの思いで第1号移植への道が見えてきた。日本初の提供者は40歳の男性、岐阜の市役所職員だった。恐怖、使命感、手術が近づく中、1人の男の心は揺れた。そしてその決断に骨髄バンクの未来がかかった。日本初の骨髄バンクに挑んだ人々の、命と勇気のドラマを伝える。