運命のZ計画~世界一売れたスポーツカー伝説 プロジェクトX
昭和45年、一台の日本製のスポーツカーが登場した。フェアレディZ。発売後たちまちアメリカ市場を席巻し、スポーツカーとしては世界一、140万台の売上げを記録した伝説の名車である。開発の陰には、日のあたらない部署で仕事に打ち込む自動車マンたちの執念があった。片山豊50歳。当時、日本車の輸出は始まったばかり。片山は売り込みに走るが「二流の車」と言われ、ほとんど売れなかった。ある時、片山はスポーツカーに目をつける。全くの手探りで開発に挑んだ日本製スポーツカーが、世界的評価を獲得するまでの知られざるドラマを描く。