新羽田空港 底なし沼に建設せよ プロジェクトX
日本の空の要「東京・羽田空港」。離発着する飛行機は、一日およそ800便。世界屈指の巨大空港である。しかし、空港が建つその土地は、20年前、まさに“底なし沼”といわれたヘドロの海だった。立ち向かったのは、日本全国の土木技術者たち。19世紀のスウェーデンで開発された「ペーパードレーン」という水抜き作戦に打って出た。さらに、研究所の佐藤も、強固な舗装を実現する新しいコンクリートを採用。プロジェクトは、日本の土木技術、総力を挙げた闘いとなった。だが、間もなくの調査で、とんでもない事態が明らかに…