プロフェッショナル 仕事の流儀 大瀧雅良 高校教師 サッカー部監督 勝つことよりも大事なことがある
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■名選手を育てる驚異の指導 大瀧雅良(高校教師・サッカー部監督)
勝つことよりも大事なことがある
清水商業高校サッカー部。高校サッカーファンでその名を知らない人はほとんどいないだろう。大瀧雅良は同校サッカー部の監督を30年務める教師だ。30年の教師生活で育てた日本代表選手は13人に上る。名選手を次々と育てる驚異の指導者は、しかし「優秀なサッカー選手を育てる」ことよりも、「一人前の人間を育てる」ことをモットーとする。「勝つことよりも、大事なことがある」という大瀧の指導者哲学に迫る。
大瀧雅良(おおたき・まさよし)
1951年 静岡県清水市(現・静岡市清水区)生まれ。/1966年 清水市立(現・静岡市立)清水商業高校入学/1969年 サッカー部主将として出場した全国総体で準優勝。全国選手権出場/1970年 拓殖大学入学/1974年 母校・清水商業に教諭として赴任。同じくサッカー部監督に就任/1985年 全国選手権初優勝。以降88年、93年と計三回優勝/1989年 高校総体(インターハイ)初優勝。以降90年、94年、96年と計四回優勝/1990年 全日本ユース初優勝。以降93年、94年、95年、00年と計五回優勝