2045年、AIが人類の知性を上回り、ついに私たちは生物の限界を超えてシンギュラリティへと到達する―。
フューチャリストとして技術的特異点(シンギュラリティ)の到達をいち早く予見し、現在はAI(人工知能)の世界的権威としてはGoogle社でAI開発の先頭に立つレイ・カーツワイル。彼が世界に衝撃を与えた600ページ越えの名著『ポスト・ヒューマン誕生(電子書籍版・シンギュラリティは近い) 』(2007年小社刊)のエッセンスが一冊に!
本書が描くのは、ほぼ誰も知らなかった新しいアイデアだ。しかもそれは、人類が考えうる最大級のアイデア─つまり〈シンギュラリティ〉で、過去何百万年の間に起こったすべての変化を、次のたった5分の変化が凌駕するというものだ。これが真実だとすればあまりにぶっ飛んでいて、結局それが意味するのは、我々の知っている世界が終わり、ユートピアが始まるということになる。思うに本書は、これからの10年で最も引用される書物となるだろう。それが楽しいものになるにせよ不吉なものになるにせよ、誰もがこの波打つ震源地からスタートしなければならないのだ。
─ケヴィン・ケリー(WIRED誌創刊編集長)