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スマートマスター 2022年版
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『スマートマスター』は、スマートハウスのプロフェッショナルとして、家の構造・性能に関する知識、家電製品から住宅設備、さらにはエネルギーマネジメントまで、それらに関する技術や商品の動向を理解し、様々な製品やサービスを組み合わせる横断的な知識をもって、消費者個々のニーズに合ったスマートハウスの構築を支援する資格です。
IoT・AI・ビッグデータ・ロボットなどの普及に伴い、消費者のライフスタイルは大きく変わっていくことが予想されます。
今後普及が進んでいくことが期待されているスマートハウスは、これらの技術を駆使することにより、住宅メーカーはもとより、電力・ガスなどのエネルギー供給業者、電機メーカー、住宅設備事業者、通信事業者など様々な事業者が、それぞれの技術や製品、サービスを提供していき、家庭におけるエネルギー消費効率を高めると共に、その家に暮らす人々の利便性・快適性・安全性などを向上させていきます。
また、近年は新型コロナウイルスへの対応として、感染症の防止・予防という視点も求められており、換気と省エネルギーを両立させる管理的手法が必要になってきています。
スマートマスター資格は、進化するスマートハウスの設営に向けて、ゼロエネルギーハウスの構築や安全・安心・快適な”住まい”と”暮らし”を実現するために必要な知識を問うものです。
2022年9月と2023年3月に行われるスマートマスター資格試験では、「スマートハウスの基礎」と「スマートハウスを支える機器・技術の基礎」の2科目の試験が行われます。2科目の内容を一冊に収載したのが本書です。
「スマートハウスの基礎」では、①将来を目指した「スマートハウスづくり」に注力し、具体的な事例を紹介し、スマートハウスの基本的な構築を解説します。②感染症の防止・予防という観点で気流を確保するための換気対策や、在宅勤務への対応としてのテレワーク部屋の常設やオンライン環境の整備など、住宅構造の変化に関する最新の動きを取り上げます。また、 家庭やスモールオフィスなどの小規模空間において、換気と省エネを両立させるハードや管理的手法についても解説するとともに、関連法規の改正など最新事情にも触れます。
「スマートハウスを支える機器・技術の基礎」では、「エアコン」「冷蔵庫」「照明」などの省エネ化やスマートフォンを使ってのコントロールなど、快適な生活を向上させるための基礎知識や、通信技術、法規を解説します。