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西郷隆盛『南洲翁遺訓』2018年1月
質素に暮らした「封建士族の棟梁」のように、古色蒼然たる人物としてイメージされがちな西郷隆盛。しかし、実際の彼は世界情勢に敏感で開明的な「近代人」だった──。強く自己規律を求めるゆえ、説教じみた内容と思われている『遺訓』の言葉を思想史の観点から読み直し、新たな西郷像を提示する刺激的な試み!
『南洲翁遺訓』とは・・
戊辰戦争で東北各地の旧幕府方勢力を鎮圧した西郷隆盛は、報復処分を覚悟していた庄内藩(現在の山形県)に対して驚くほど寛大な降伏条件を提示。敗者に敬意をもって接する西郷に庄内藩の人びとはいたく感銘を受け、下野して鹿児島にいる西郷のもとへ旧庄内藩主はじめ多くの藩士が訪れては教えを乞うた。西郷亡き後、一八八九年に西郷の名誉が回復されると、翌一八九〇年、旧庄内藩士が西郷の教え││国家や為政者のあるべき姿や社会で活躍する心構え││を語録としてまとめ、『南洲翁遺訓』として出版した。(本文より)
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