Interview 尾野真千子 連続テレビ小説「カーネーション」ヒロイン・小原糸子役

尾野真千子 連続テレビ小説「カーネーション」ヒロイン・小原糸子役
last updated Sep.26,2011.
朝ドラ「カーネーション」は大正から平成まで、日本のファッションデザイナーの草分けとして活躍し、女手ひとつで三人の娘たちを世界的なデザイナーに育てた女性の一代記。ヒロイン・小原糸子役を演じる尾野真千子さんに役柄や見所、共演者の方々の印象をうかがいました。

ドラマのモデル・小篠綾子さんとは共通点がいくつも

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ヒロインに決まったと聞いたときは、うれしくて泣いてしまいました。もちろんプレッシャーはありますけれど、朝ドラにヒロイン役で出られるなんて、夢のようです。

中学生のとき、映画「萌の朱雀」に出演した後、高校を卒業してから女優を目指して東京に出ました。両親は今までの私の苦労を知っているので、大役をいただいたことを「よかったね」と心から祝福してくれました。

糸子はデザイナーのコシノ三姉妹を産み育てた小篠綾子さんからヒントを得た女性。私には小篠さんと共通する部分があるんです。私も四人姉妹なんですよ。父親が厳しくて、母が三歩下がって夫を見守っているというのもよく似ています。ひとつの目標に向かって脇目もふらず走っていくところも似ていると思います。私も進む道は違うけれど、小篠さんのようにまっしぐらに進んでいきたいと思っていますし、これまでもそう努力してきたつもりです。

糸ちゃんはまっすぐ前に進んでいく

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糸ちゃんは明るくて元気で、「これだ!」と思い込むとひたすら突き進んでいくタイプ。周りの言うことなんて耳に入りません。はちゃめちゃで、もう、やりたい放題(笑)。

自分の好きなものがなんでもだんじりに見えてくるというのが面白いですよね。たとえばミシンを「私のだんじり」と言ってみたり。だんじりは何があってもどんどんまっすぐ前に進んでいく。曲がらなければいけないところではいろんな人が手を貸して曲がらせてくれる。ほんと、糸ちゃんはだんじりそのものですね。

14歳のときから高齢までを演じるんですが、実年齢との違いは気にせずやっています(笑)。周りからは「あなたならできる」と言っていただいたので、「できないんじゃないか」とは考えていません。

今は10代の糸ちゃんを演じているので、「私は14歳」「私は17歳」と自分に言い聞かせています。そのために、いつもよりカラフルな洋服を選んで気持ちを明るくしたり、美容にいいといわれるコラーゲンや黒酢を飲んでみたり。できることはなんでもして、少しでも若返れるように頑張っています。

 

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