1936年大阪生まれ。仏教思想家。本名、増原良彦。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院博士課程修了。気象大学校教授を経て、現在、仏教を中心とした宗教問題の啓蒙家として、多くの人々の支持を得る。該博な知識と上質のユーモアを駆使し、難解な専門用語を避けて宗教をわかりやすく語る切り口には定評がある。『仏教の歴史』(全10巻、春秋社)をはじめ、『仏教初歩』『「宗教」の読み方』(ともに鈴木出版)、『ひろさちやの般若心経88講』(新潮社)、『「狂い」のすすめ』(集英社)、『すらすら読める正法眼蔵』(講談社)、『[新訳]正法眼蔵──迷いのなかに悟りがあり、悟りのなかに迷いがある』(PHP研究所)、『道元──仏道を生きる』(春秋社)など、宗教啓蒙書や人生論に関する著書多数。