在庫あり
定価 1,320円(本体1,200円)
送料 110円
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カキ
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人気の果樹「カキ」栽培の入門書日本の秋の味覚として人気の「カキ」。樹齢100年を越えても収穫できる長生きの植物なので、「庭植え」のイメージが強いが、じつは「鉢植え」でも手軽に栽培できる。むしろ、鉢植えのほうがコンパクトに生育して、養分が果実にいきわたるので実つきがよくなるというメリットもある。
「桃栗三年柿八年」という言葉があるが、鉢植えなら、植えつけから3年ほどで収穫できる。
病害虫の対策も比較的容易なうえ、暑さ寒さにも強い。1本でも結実するので、園芸ビギナーにも最適な果樹である。
カキの魅力の一つは、種類が豊富なことである。一説には1000を超える品種が存在するといわれているが、2020年の時点で品種登録されているものは66品種。本書では、完全甘ガキから完全渋ガキまで、厳選した最新60品種を紹介。多くの品種のなかから、味の好みや自宅の栽培環境に合わせて、育てたいカキを選ぶことができる。収穫してすぐに食べられる「完全甘ガキ」が人気であるが、「渋ガキ」もひと手間かけることで、滑らかな舌触りと上品な甘みが楽しめる。本書では、さまざまな渋抜き方法や、干しガキのつくり方も掲載している。
もちろん、栽培方法について詳しくわかるのが、本書の特長である。「植えつけ」「植え替え」「摘果」「収穫」など、月ごとに必要な基本の作業を、初心者にもわかりやすい言葉と写真入りで丁寧に解説するほか、中・上級者向けに「つぎ木」「人工授粉」「捻枝」「袋がけ」など、丈夫に育てて収穫をアップさせるコツも紹介している。
また、カキは生育が早いので、冬に行う剪定が重要。そこで、剪定作業については、イラストと写真を併用し、詳細な手順を掲載している。庭植えのカキの木が大きくなりすぎて困っている人も、ぜひ参考にしてほしい。
巻末では、「花が咲かない」「実が熟す前に落果する」などの悩み別対処法や、病害虫対策も網羅。そのほか、「江戸時代に生まれた最古の甘ガキ」や「カキジャムが少ない理由」「日本各地に残るカキにまつわる風習」など、読み物としても楽しいコラムも掲載。育てても食べても楽しめる「カキの魅力」がギュッと!詰まった1冊になっている。