在庫あり
定価 737円(本体670円)
送料 110円
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つまずきやすい日本語
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誰もが経験する「会話の行き違い」。なぜそうなるのか? 日本でいちばん言葉を偏愛し、観察を続ける辞書編纂者が、豊富な実例をもとに原因と対処法を考える。歴史や語源など、言葉の根っこを学びながら「言葉との付き合い方」を身に付ける、知的で実践的な日本語入門!
私は、国語辞典を作る仕事を通じて、日々、ことばと格闘しています。世の中のいろいろなことばを観察したり、ことばについて考えたりするのが大好きです。
今回の講座は、「つまずきやすい日本語」と題しました。「つまずく」とはやや分かりにくい表現かもしれませんが、「失敗する」、とりわけ「誤解を生む」ということだと考えてください。
人は何歳になっても、ことばでつまずきます。ことばが元で、とんでもない勘違いをしたり、人とすれ違ったり、人を傷つけたり、傷つけられたりを繰り返しています。ことばというものは、本当に迷惑なトラブルメーカーです。
(中略)私たちに必要なことは、2つあります。ひとつは、ことばという、「つまずき」を誘いやすい道具の性質をよく知ることです。そして、もうひとつは、その道具をなるべく失敗しないように使う方法を考えることです。この講座では、主にこの2つのことを扱います。