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不安や抑うつ、葛藤といったネガティブな心性はなぜ生じるのか。そういった逃れがたい感情を、人間はどう表現し、いかに克服を試み、また乗り越えようとしてきたのか--。それを探るべく「こころの病」の歴史を遡り、その発見や分類、対処法などの変遷をたどる。また多くの文学作品や絵画が表現した「こころの病」に、精神科医としての分析を加え、文化と病の関係に光を当てる。そして、「統合失調症」「PTSD」「適応障害」「パニック障害」といった現代の病に各種多様のストレスが深く関与している実態を詳述、それらを克服するための社会の在りようを提示する。こころの病の実像に具体的な例をあげて迫る本書のもうひとつの魅力は、読者の心情に寄り添うその文章にある。長年、臨床現場でこころを病むひとの苦悩を見てきた著者が綴る思い遣りに溢れた深い人間洞察のことばは、読む者の気持ちを惹きつけ、病を恐れる気持ちをやわらげてくれるだろう。
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
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ラジオ第2(本) | 日曜 | 午前6:45~7:25 |
ラジオ第2(再) | 土曜 | 午後6:00~6:40 |
放送大学教授。1957年、愛媛県生まれ。七九年、東京大学法学部卒業。86年、東京医科歯科大学医学部卒業。94~97年、米国ミズーリ州ワシントン大学精神科留学。99年、東京医科歯科大学難治疾患研究所講師。2000年~桜美林大学助教授、教授を経て、08年~放送大学教授。専攻は精神医学。主な著書に、『死生学入門』(放送大学)、『精神疾患とは何だろうか』(左右社)、『神さまが見守る子どもの成長 誕生・こころ・病・いのち』『老いと祝福』(ともに日本キリスト教団出版局)などが、訳書にH・スチュアートほか著『パラダイム・ロスト 心のスティグマ克服、その理論と実践』(中央法規出版)がある。
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