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ここ数年のあいだにメタバースや生成AIなどの利用が拡大し、デジタルメディアを考察するための理論や思想、調査の方法などはつねに更新が求められている。まったく新しい発想も大切だが、本企画では、古典的な議論が生まれた歴史的背景をふまえつつ、それを現在に活かすすべを考える。電信や電話、写真や映画が発明された19世紀、ラジオやテレビが日常生活と結びついた20世紀を経て、インターネットやスマートフォンが普及した現在に至るまで、メディアと人間、あるいは技術と社会の関係はどう変わってきたのか――。メディア史を通じて、メディア論の基本的な考え方を紹介しつつ、発展を続けるメディアが私たちに何をもたらすのか、社会をどう変えていくのかを考える、13回にわたる番組のテキスト。
本書では紙幅の都合上、通信や放送を中心に扱う。それを軸に、メディア社会の行方を見通すうえで、〈理論〉と〈現実〉、〈過去〉と〈未来〉を切り離して考えるのではなく、双方が分かちがたく結びついているものとしてとらえていく。
併せて、メディアの発展と不可分に関わりながら生まれた、メディア論の古典とされる書物についても紹介。私たちの暮らしと不可分であるメディアの在りようを考える。
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
---|---|---|
ラジオ第2(本) | 日曜 | 午前6:45~7:25 |
ラジオ第2(再) | 土曜 | 午後6:00~6:40 |
1979年、広島県福山市生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。立命館大学産業社会学部教授。専門はメディア論、メディア技術史、文化社会学。メディアの技術的な成り立ちを踏まえて、これからのあり方を構想することに関心があり、歴史的な分析と実践的な活動の両方に取り組んでいる。著書に『テレビが見世物だったころ:初期テレビジョンの考古学』(青弓社)、『メディア論の地層:1970大阪万博から2020東京五輪まで』(勁草書房)、共著に『新版 メディア論』(放送大学教育振興会)、『ビデオのメディア論』(青弓社)、『万国博覧会と「日本」:アートとメディアの視点から』(勁草書房)、編著に『メディア技術史:デジタル社会の系譜と行方[改訂版]』(北樹出版)、共編著に『現代メディア・イベント論:パブリック・ビューイングからゲーム実況まで』(勁草書房)、『新版 現代文化への社会学:90年代と「いま」を比較する』(北樹出版)、『趣味とジェンダー:〈手づくり〉と〈自作〉の近代』(青弓社)などがある。
「お笑い」のチカラ
健康長寿の“賢食”術 冒険病理学者、世界で健診する
死に向き合って生きる
人形は人間のなんなんだ?
こころの病で文化をよむ
万葉びと、その生と死と
住まいをよむ
文豪たちが書いた関東大震災
方言と日本のこころ
食べることは生きること
『古事記』神話から読む古代人の心
人形と人間のあいだ
危機の時代の歌ごころ
鉄道で行く 世界をめぐって人を知る旅
数学者たちのこころの中
ドイツ文学における哀しみの女たち
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