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17世紀ロンドンに起きたペストの大流行は、市民の暮らしと社会を一変させた。家屋閉鎖で機能停止する経済、人々の間に飛び交うデマ情報、富める者と貧しい者に生まれた格差、迫りくる第二派の感染拡大……。当時のロンドン市民が見えざる恐怖の中でとった行動は、新型コロナ禍を生きる私たちのそれと驚くほど変わらなかった! 『ロビンソン・クルーソー』で知られるデフォーが膨大な資料をもとに遺した記録文学を、わかりやすく現代にひも解く。
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
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Eテレ(本) | 月 | 午後10:25~10:50 |
Eテレ(再) | 水 | 午前5:30~5:55 |
Eテレ(再) | 水 | 午後0:00~0:25 |
1974年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は18世紀イギリス小説。東京大学大学院人文科学系研究科を経て、ケンブリッジ大学でPh.D. を取得。法政大学准教授を経て、現職。2008年に「囲われない批評 東浩紀と中原昌也」で第51回群像新人文学賞評論部門を受賞し、日本の現代文学についても旺盛に批評活動を繰り広げている。訳書にデフォー『ペストの記憶』(研究社)、同『ロビンソン・クルーソー』(河出文庫)、サミュエル・ジョンソン『イギリス詩人伝』、共著に『イギリス文学と映画』(三修社)、『イギリス文学入門』(三修社)、『『ガリヴァー旅行記』徹底注釈 注釈篇』(岩波書店)など。