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織田信長、豊臣秀吉と並ぶ戦国時代の英傑であり、260年に及ぶ江戸時代の礎を築いた徳川家康に、作家・司馬遼太郎が真っ向から対峙して書き上げた小説『覇王の家』。この作品から、司馬の鋭い人物観察眼と歴史への洞察力によって浮かび上がる、知られざる家康の性格、またそれを育んだ風土や文化に根付いた気質や価値観などを読みといていく。
同時に、他の司馬作品とは異なる本書の特徴に注目しながら、司馬がいかに歴史や社会と切り結んだのか、その視点と方法に改めて光を当てていく。
現在、まさに家康の物語に取り組んでいる歴史小説家・安部龍太郎氏の解説で、『覇王の家』をより深く味わうガイドとなる一冊。
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
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Eテレ(本) | 月曜 | 午後10:25~10:50 |
Eテレ(再) | 火曜 | 午前5:30~5:55 |
Eテレ(再) | 月曜 | 午後1:05~1:30 |
作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。