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これからを生きる若者たちに、人生と社会を見つめ直す視点を授ける4作を、各界のプロフェッショナルが熱いメッセージとともに解説。トルストイ『人は何で生きるか』(若松英輔)で「愛」について考え、ポール・ナース『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(竹内薫)では生物学の驚きにふれ、バルファキス『父が娘に語る経済の話。』(中山智香子)で市場社会の成り立ちと課題を学び、『竹取物語』(木ノ下裕一)では、日本最古のフィクションの魅力を再発見する。家族で読むにも好適の一冊。司会の加藤シゲアキ氏スペシャルインタビューも収載。
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
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Eテレ(本) | 月曜 | 午後10:25~10:50 |
Eテレ(再) | 水曜 | 午前5:30~5:55 |
Eテレ(再) | 水曜 | 午後1:05~1:30 |
批評家、随筆家。1968年、新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代――求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学――小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄――美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、第16回蓮如賞受賞。その他の著書に『悲しみの秘義』(文春文庫)、『種まく人』『詩集 美しいとき』(亜紀書房)、『学びのきほん はじめての利他学』『同 考える教室――大人のための哲学入門』『14歳の教室――どう読みどう生きるか』(NHK出版)など。
サイエンスライター。1960年、東京都生まれ。東京大学教養学部、理学部卒業後、カナダ・マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。解説書、小説、エッセイの執筆を通じて科学の面白さを広く伝える。主な著書に『ゼロから学ぶ量子力学 普及版――量子世界への、はじめの一歩』(講談社ブルーバックス)、『99・9%は仮説――思いこみで判断しないための考え方』(光文社新書)など。『生命とは何か』をはじめ、『宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか』(ロジャー・ペンローズ著、新潮社)、『すごい物理学講義』(カルロ・ロヴェッリ著、河出文庫)など訳書も多数手がけている。先進教育にも取り組み、英語と日本語、プログラミングの三言語を軸に授業を行うYESインターナショナルスクールを横浜に開校。
経済学者、東京外国語大学教授。1964年、神奈川県生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。専門は経済思想史。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学、ウィーン大学院経済学研究科博士課程修了。著書に『経済戦争の理論――大戦間期ウィーンとゲーム理論』(勁草書房)、『経済ジェノサイド――フリードマンと世界経済の半世紀』(平凡社新書)、『経済学の堕落を撃つ――「自由」vs「正義」の経済思想史』(講談社現代新書)など。
木ノ下歌舞伎主宰。1985年、和歌山県生まれ。京都造形芸術大学大学院修了。京都造形芸術大学在学中の2006年に、現代における古典演目上演の可能性を発信する「木ノ下歌舞伎」を旗揚げ。さまざまな演出家と組みながら、自らは補綴(古典を原案とした脚本制作)と監修を務める。代表作に『娘道成寺』『黒塚』『東海道四谷怪談—通し上演—』『心中天の網島』など。外部古典公演の補綴や古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動する。2022年7~12月に上演された漫画『鬼滅の刃』の狂言化「能 狂言 『鬼滅の刃』」(野村萬斎演出・出演)でも補綴を担当。