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シュピリ『アルプスの少女ハイジ』 2019年6月
世界的な人気を誇る日本のアニメ作品が、ゲーテによる教養小説の流れを汲み、19世紀のヨーロッパ社会や宗教観を色濃く反映した原作をもとに作られたことは、あまり知られていない。登場人物の心の葛藤や闇、豊かな宗教性・自然観にも焦点を当て、アニメには描かれていない原作の深淵な魅力に迫る。
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
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Eテレ(本) | 月 | 午後10:25~10:50 |
Eテレ(再) | 水 | 午前5:30~5:55 |
Eテレ(再) | 水 | 午後0:00~0:25 |
早稲田大学教授・ドイツ文学者
愛知県生まれ。東京大学文学部独文科卒業、同大学大学院人文社会研究科博士課程満期単位取得。同大学助手、フェリス女学院大学国際交流学部助教授を経て、早稲田大学文学学術院教授。専攻はドイツ語圏の現代文学。翻訳家。主な著書に『ドイツ北方紀行』(NTT出版)、『誤解でございます』(清流出版)が、主な訳書にシュリンク『朗読者』(毎日出版文化賞特別賞)、『階段を下りる女』( 共に新潮社)、ヘッセ『車輪の下で』、リルケ『マルテの手記』(共に光文社古典新訳文庫)、メルケル『わたしの信仰キリスト者として行動する』( 新教出版社)、メッシェンモーザー『リスとお月さま』(コンセル)、ウーヴェ・ティム『ぼくの兄の場合』(白水社)など、編訳書にヨハンナ・シュピリ作『10歳までに読ませたい世界名作9 アルプスの少女ハイジ』(学研プラス)などがある。